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SHAKE YOUR SOUL (1990年)
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SHAKE YOUR SOUL
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解説 - SHAKE YOUR SOUL
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. MK-OVERDRIVE ★★★ (2015-07-18 08:12:54)

1990年発表、当時24歳?のKELLY KEELINGにとって初のメジャー作品となる1st。プロデュースはBON JOVIなどでお馴染みのJACK PONTIで、曲作りの中心はKELLY、JACK、G.のLANCE BULENの3人。その楽曲群が典型的なアメリカン・メロディアスハードながらも名曲揃いだから驚く。恐らく、バンド本来のストレートでクリーンな持ち味とJACKのセンスが融合した結果だろう、特にサビが耳に残る曲が多い。抜きん出た特徴は見当たらないけど、こういう普通のメロハーこそ安心して聴けるというものだね。それにしても、どういう意図でデザインしたのか分からないようなジャケットはつくづく残念。普通にメンバーショットを載せていれば、アルバムチャート160位に甘んじることもなかっただろうに。



2. 失恋船長 ★★★ (2018-12-18 16:11:37)

プロデュースのみならず楽曲制作にも大きく関わっているジャック・ポンティ。そのかいあってかフックに富んだ哀愁のメロディと纏ったサビメロ&コーラスワークが随所に張り巡らされ、熱を帯びた本格派のハードサウンドとの相性も上々で、クールでね熱情が激しく燃えがあるという抜群の相乗効果を生み出している。
タイトで堅実な演奏はライブで培ったもの、新人でも既に貫禄する漂っているのだからね、アメリカのバンドは本当にレベルが高いよ。
90年代を意識してるから当然、華やかで能天気とはいかない、だから軽薄さもなく豪快だが細部に渡り構成された楽曲の質は高いのだ。
しかし残念ながら本国でも時流の流れもあり売れず、日本でも酒井康氏の点数の割に辛辣な意見に引っ張られ、多くのアメリカンロックマニアからも支持を受けられず話題に上る事はなかった。本当に残念である。こういう質の高いバンドにであると出会うと、運も実力の内とは良く言ったものだなぁと感慨深い思いになりますねぇ。

能天気なパーティーロックは苦手だ。メロディアスだが泣きまくりの北欧や煮え切らない英国は嫌だ。そんな本格派のサウンドが好みの方には、楽しんでもらえる要素も大でしょう。硬軟交えたサウンドは聴き応えタップリですよ。




3. 火薬バカ一代 ★★★ (2019-05-21 00:23:02)

ルイジアナ州ニューオーリンズにて結成され、LAを拠点に活動していた5人組BATON ROUGEの'90年発表のデビュー作。
2nd(名盤)と3rd(悪くない)は手元にあるものの、この1stは「不気味なキューピー人形」といった趣きのジャケットの印象が悪過ぎて、リリース当時購入をスルーしてしまっていました。最近になって運良く国内盤を入手する機会に恵まれたのですが、多くのHR/HMファンが「隠れた名盤」と太鼓判を押すその完成度の高さに、改めて唸らされた次第。
デビューに向けてバンドが書き上げた100曲に及ぶ楽曲の中から、アルバム収録曲12曲を選りすぐり、腕利きソングライター/プロデューサーとして知られるジャック・ポンティとの共同作業でそれらを更にブラッシュアップしていく…というレコーディング・プロセスを経ているだけあって、大陸産ポップ・メタルらしい明るいノリと威勢の良さ、体を揺さぶるグルーヴ、合唱を誘発するキャッチーなコーラスを伴いつつ、メロディに強力なフックが効きまくった収録楽曲のクオリティの高さは無類。
本作には、エネルギッシュにOPを飾る①、発表時期が80年代だったなら間違いなくヒット・チャートを賑わしていたであろうバラード③、ダイナミックな高揚感に溢れた⑦、躍動する⑨等、現在では実力派シンガーとして名を成すケリー・キーリングの若き日の熱唱が映える名曲/佳曲が目白押し。中でも個人的に印象深いのが名曲⑧で、全体的にブライトな感触の本編にあって、この物悲しげなメロハー・チューンのインパクトは際立っていますよ。
長らく廃盤のまま放置されている国内盤のリマスター再発をお願いしたくなる名盤であります。



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