彼がハードロックのフィールドに戻ってきた理由は分かりません。それは、単にお金欲しさだけなのかもしれません。ですが、彼はどんな理由であろうと、音楽に対して全力を尽くす人です。そんな彼の全力のハードロックが聴けるものがこれです。"Over the Hills and Far Away"から全盛期に見劣りしないプレーが聴けます。ヴォーカルの力こそ衰えた部分(というより体力がなくなった?)がありますが、ギターはよりヘヴィで美しい音を奏でています。そして新曲3曲。ハードロックでも哀愁を纏っているのはGaryならではでしょう。そして"Parisenne Walkways"。Garyにとっても思いでのあるであろう曲はアイルランドのエッセンスを加えて壮大にかつ物悲しくアレンジされています。 ...これを見て来日を期待しない人はいるでしょうか。 彼は原点に帰り、冷静にそしてより熟成された状態でハードロックに戻ってきたのですっ!