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/ 人気者で行こう (MK-OVERDRIVE)
シャボン / 人気者で行こう (MK-OVERDRIVE)
あっという間の夢のTONIGHT / 人気者で行こう (MK-OVERDRIVE)
開きっ放しのマシュルーム / 人気者で行こう (MK-OVERDRIVE)
よどみ萎え、枯れて舞え / 人気者で行こう (MK-OVERDRIVE)
JAPANEGGAE (ジャパネゲエ) / 人気者で行こう (MK-OVERDRIVE)
東京シャッフル / すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61 SONGS (MK-OVERDRIVE)
綺麗 (MK-OVERDRIVE)
旅姿六人衆 / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
EMANON / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
ALLSTARS' JUNGO (Instrumental) / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
南たいへいよ音頭 / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
サラ・ジェーン / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
MICO / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
YELLOW NEW YORKER / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
YELLOW NEW YORKER / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
NEVER FALL IN LOVE AGAIN / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
ALLSTARS' JUNGO / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
星降る夜のHARLOT / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
かしの樹の下で / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
赤い炎の女 / 綺麗 (MK-OVERDRIVE)
ボディ・スペシャルⅡ / 原由子 with サザンオールスターズ (MK-OVERDRIVE)
バラッド '77〜'82 (MK-OVERDRIVE)
Ya Ya (あの時代を忘れない) / バラッド '77〜'82 (MK-OVERDRIVE)
NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
Just a Little Bit / NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
来いなジャマイカ / NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
/ NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
Nude Man / NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
女流詩人の哀歌 / NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
Oh! クラウディア / NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
逢いたさ見たさ 病める My Mind / NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
匂艶 THE NIGHT CLUB / NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
流れる雲を追いかけて / NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
夏をあきらめて / NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
想い出のスター・ダスト / NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
DJ・コービーの伝説 / NUDE MAN (MK-OVERDRIVE)
ステレオ太陽族 (MK-OVERDRIVE)
Big Star Blues (ビッグスターの悲劇) / ステレオ太陽族 (MK-OVERDRIVE)
朝方ムーンライト / ステレオ太陽族 (MK-OVERDRIVE)
ひょうたんからこま / バラッド '77〜'82 (MK-OVERDRIVE)
ムクが泣く / ステレオ太陽族 (MK-OVERDRIVE)
ステレオ太陽族 / ステレオ太陽族 (MK-OVERDRIVE)
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ラッパとおじさん (Dear M.Y's Boogie) / ステレオ太陽族 (MK-OVERDRIVE)
我らパープー仲間 / ステレオ太陽族 (MK-OVERDRIVE)
恋の女のストーリー / ステレオ太陽族 (MK-OVERDRIVE)
夜風のオン・ザ・ビーチ / ステレオ太陽族 (MK-OVERDRIVE)
素顔で踊らせて / ステレオ太陽族 (MK-OVERDRIVE)
My Foreplay Music / ステレオ太陽族 (MK-OVERDRIVE)
Hello My Love / ステレオ太陽族 (MK-OVERDRIVE)
ごめんねチャーリー / すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61 SONGS (MK-OVERDRIVE)
シャ・ラ・ラ / バラッド '77〜'82 (MK-OVERDRIVE)
わすれじのレイド・バック / バラッド '77〜'82 (MK-OVERDRIVE)
ジャズマン (JAZZ MAN) / すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61 SONGS (MK-OVERDRIVE)
働けロック・バンド (Workin' for T.V.) / タイニイ・バブルス (MK-OVERDRIVE)
Tiny Bubbles (type-B) / タイニイ・バブルス (MK-OVERDRIVE)
松田の子守唄 / タイニイ・バブルス (MK-OVERDRIVE)
恋するマンスリーデイ / タイニイ・バブルス (MK-OVERDRIVE)
TO YOU / タイニイ・バブルス (MK-OVERDRIVE)
涙のアベニュー / タイニイ・バブルス (MK-OVERDRIVE)
私はピアノ / タイニイ・バブルス (MK-OVERDRIVE)
Hey! Ryudo!(ヘイ!リュード!) / タイニイ・バブルス (MK-OVERDRIVE)
タバコ・ロードにセクシーばあちゃん / タイニイ・バブルス (MK-OVERDRIVE)
ふたりだけのパーティ〜Tiny Bubbles (type-A) / タイニイ・バブルス (MK-OVERDRIVE)


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/ 人気者で行こう
シングルリリースされる筈が"ミスブラ"に変更となり↑隠れてしまいました。ジューシィ・フルーツの13thシングルとして提供した"萎えて女も意志を持て"のB面曲をセルフカバーしたものです。更にその後1990年に芳本美代子と本田理沙がカバーと、なるほど女性の視点による歌らしく女性ばっかり。改めて聴き直してみるとリアルタイムでのインパクトは弱いがじわっときて、サザンの中でも特に評価が高いバラードだというのが納得できますね。"Sha la la 夢のように~"の辺りが"シャ・ラ・ラ"を彷彿させるデジャヴだったり、女性目線ということで男の印象に残りにくいというハンデを考えると十分に名曲と言えるでしょう。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-17 01:26:22)


シャボン / 人気者で行こう
6曲目、アナログ盤ではA面ラストとなる原坊ヴォーカルのブールジーなボサノヴァです。大元ビクターのレーベルメイトのよしみでしょう、アルバム発売の翌月に長山洋子の2ndシングルとしてリリースされ65位と新人にしてはまずまずの結果になりました。シャボン玉のようにはかなく消えた恋と解釈するか、それとも石鹸の泡が立つ濡れ場シーンを想像するかはあなた次第。私はSIMON BUTTERFLYというドイツ人が1973年にリリースした"Rain, Rain, Rain"(邦題"レイン・レイン")という曲を連想しましたが、あれほど暗くはないのが救いですかね。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-11-16 01:53:04)


あっという間の夢のTONIGHT / 人気者で行こう
う~む、"I tender"="愛ってんだあ"とは無理があるけど切ない歌詞をデビュー時以来の普遍的なキャッチーさをもつ軽快なメロディに乗せて歌います。音像はラテンの中でもサルサ調の洗練されたビートポップで何とギターが入ってないという。これらすべて実はまたもや登場BILLY JOELが前年発表した、ネクラな前作から一転R&Bやドゥワップ色の濃いネアカなポップアルバム"An Innocent Man"へのリスペクトらしいです。私も当時色々聴いてましたがそういう絡みがあったとは新発見ですよ。時はTUBEデビュー前年。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-15 01:17:01)


開きっ放しのマシュルーム / 人気者で行こう
うねるように上下するリフが特徴的なTHE POLICEかTHE CLASH辺りを思わせる性急なロック。しかし真の経緯としてはPINKの"Zean Zean"に魅かれて作ったと桑田本人が言っています。↑駄目ですよ歴史を振り返らなきゃ。当時の世界情勢:東西の緊張関係を扱った曲であり1番がアメリカ、2番がソ連、3番が日本。原水爆のキノコ雲をマシュルームに見立てたタイトル、メッセージ性のある歌詞を桑田がシャウトする、サザンにしては珍しい部類の曲調になります。桑田が魅かれたという上記日本のロックバンドはこちら↓。

https://www.youtube.com/watch?v=45CFdOsVdn0

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-14 01:50:18)


よどみ萎え、枯れて舞え / 人気者で行こう
ある時は洗練されたシティポップ、またある時は懐かしいルンバにも聞こえるシンセサウンドとキャッチーなメロディが印象的。↑難解ですね、私も経験無いから何がよどんで萎えるのかよくわかりません(キリッ…けど不倫を揶揄し嘆き警告する歌らしいです。"Tokioの貞操は変な情操に~"で察するしかありません。また得意の造語当て字で愛倫浮気症をIrene bouquet showと読んだりしてます。気まずく"よどむ"atmosphereでナニも"萎え"、心が"枯れて"風に"舞え"とでも言いたのでしょう。モチーフは多分当時人気だったTVドラマ"金曜日の妻たちへ"です。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-13 02:28:14)


JAPANEGGAE (ジャパネゲエ) / 人気者で行こう
Japanとreggaeを接合したらrが消えた造語になってる? いや大事なのはそこじゃなく、最新の音楽技術たるシンセで出す琴の音に始まる懐古趣味的な和楽のレゲエ(!)に遊郭のあれこれを描写する古文調の日本語と仮名英語を掛けた詞を乗せてしまったことです。"歩めば情事"="Are you never George"とか、ぶっちゃけ深い意味はなく当て字に過ぎません。一風変わったメロディにシンプルなアレンジ、それでいて凄く印象に残ります。これこそ日本のロックバンドにしかできない奇跡のプログレですよ。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-12 02:30:52)


原由子 with サザンオールスターズ

1983年12月、"バラッド '77〜'82"の当初と同様カセットテープのみの形態で発売されたがCD化されず廃盤となったベストだそうな。現在までこのタイトル名義での作品は無く、原坊ヴォーカル曲やキーボード/ピアノが前面に出た曲が主体、かと思えば"ボディ・スペシャル II (BODY SPECIAL)"や"東京シャッフル"は全くそうではないし、名義はあくまでサザンオールスターズですから一体何なんでしょうねという世界。現物を知らず今更再発も望めない謎商品です。
side A
1. そんなヒロシに騙されて
2. かしの樹の下で
3. ボディ・スペシャル I (BODY SPECIAL)
4. ボディ・スペシャル II (BODY SPECIAL)
5. 南たいへいよ音頭
6. 私はピアノ
side B
1. 東京シャッフル
2. 流れる雲を追いかけて
3. EMANON
4. シャッポ
5. Ya Ya (あの時代を忘れない)
6. NEVER FALL IN LOVE AGAIN

MK-OVERDRIVE (2024-11-11 01:37:00)


東京シャッフル / すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61 SONGS
1983年11月発表、オリコン23位と前シングル同様イマイチでしたが紅白で大いに知れ渡った19thシングルです。昭和20(1945)年の東京とは随分ピンポイントな背景ですね。クラリネットがメインのシャッフルビートに乗せてジャズやラテンを感じさせるワードが登場する七七七五の都々逸調な歌詞が、同じ日本ながら我々の知らない世界観を醸し出します。桑田によれば"ダンスホールなんかでかかるブギ調の曲"とのこと。B面は大森ター坊作の"Still I Love You"。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-10 03:00:02)


綺麗

1978年のデビューから毎年コンスタントに1作ずつオリジナルアルバムを発表してきて本作は1983年の6thとなります。14曲大サービスと物量作戦気味ですが、私としてリアルタイムで印象に残ったのは非シングルながらインパクト大な1.や他人の歌唱でヒットしたザ・歌謡曲6.ぐらいで、唯一のシングル13.がスッポリ記憶から飛んでいました。さて当時はYMOなどテクノの台頭でサザンも音的な進歩を迫られたのでしょう、TAISHITAレーベルの設立もそんな背景があろうかと。前作に比べて一般的にすぐ理解されなかったのは無理もありません。前述の新しい音で日本型ワールドミュージックを追求したら、クリアなサウンドを核とした日本産ワールドミュージック満載のエスニックアルバムが出来てしまったからです。桑田の作る曲のテーマは様々な事象に及び作品の幅が大きく広がりました。大学音研サークルの面影が消え日本を代表するメジャーバンドへと成長を遂げたサザン、本作も最終的には№1を獲得し当時の最高傑作と絶賛されることになります。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-10 02:35:49)


旅姿六人衆 / 綺麗
↑直近のコメントがもう17年余も前ですから是非ともアップデートしなきゃ。タイトルは"旅姿三人男"から、エンディングは"Hey Jude"とコード進行が同じ…と何かしら影響を受けた要素がありつつオレ流の音楽に昇華する桑田いつものパターンですが、中でもこの曲は特別感ひとしおです。ライヴツアーを回る彼ら自身の旅姿、"華やかな者の影で今動く男達":バンドを支えるスタッフとファンに感謝を捧げた曲なのですが、21世紀になって大森ター坊が脱退し5人となってから封印されライヴで演らなくなったと。ところが40周年ライヴLive Tour 2019で"旅姿四十周年"とタイトルを変え20年余振りに披露されました…言わずもがなの特別感ですね。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-09 03:00:14)


EMANON / 綺麗
"綺麗"から唯一の18thシングルA面曲でアルバムと同時の1983年7月発売、オリコン結果は最高24位、売上7万枚とサザンにしてはちょっと落としてますね。no nameを逆にした言葉遊びというタイトルに馴染みがなかったせいかもしれません。歌詞はいつものサザンらしく真夏の出来事の思い出、そして曲調はサザン随一の(日本で言う)AOR。AORです、大事なことなので2回言いました。イントロから洒落たメロディとコード進行によりライト&メロウで切ない雰囲気を醸し出す、サザンでは珍しいタイプの隠れ名曲を今改めてクローズアップいたします。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-08 02:04:02)


ALLSTARS' JUNGO (Instrumental) / 綺麗
アフリカンビートジャンゴ"ALLSTARS' JUNGO"の間奏部分のみを抜き出して再録した僅か43秒のインスト。メンバー全員が気持ちよく一斉にリズム録りした様子が目に浮かびます。ラスト超名曲2連発への橋渡しですね。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-11-07 00:22:09)


南たいへいよ音頭 / 綺麗
ムクちゃんことベーシスト・関口和之作詞・作曲&ヴォーカル。今回は"ムクが泣く"とは対照的にどこが音頭だよ?てぐらいラテンでトロピカルな曲となっています。南の島の青い海、青い空を思わせる音像に対して詞はどうでも良さそうに不思議な描写ですね。こういう曲調は好きなだけに良く言えばサラッとした、ぶっちゃけ弱いヴォーカルが残念です。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-11-06 01:45:01)


サラ・ジェーン / 綺麗
"たいくつな毎日がイヤになり""明日朝まで""家を出る"SARAH JAYNEという少女を歌う、ゆったり16ビートのソウルバラード。1959年のアメリカ映画"Imitation of Life"(邦題"悲しみは空の彼方に")の登場人物がモチーフになっていますが、この曲の主人公サラ・ジェーンは映画ほどシリアスな境遇ではなく普通に多感な少女ですね。個人的な感想を言うとメロディが'73年初めにヒットした南沙織の"早春の港"だったり。それらの所から↑↑懐かしさを感じると思います。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-05 01:51:40)


MICO / 綺麗
↑↑"20年前"とある通り"Be My Baby"のカバーを歌うなど'60年代主に活躍した和製DIANA ROSSこと故・弘田三枝子の愛称で、内容も"人形の家"が出てきたり彼女をテーマとした、ユーモアと愛情に満ちたラテン・ソウルです。"綺麗になってsoulを捨てて、たしなみばかりが歌じゃない、もう一度だけ叫んどくれ俺のために"の所が本音ですね。そして何と彼女から同年すぐに佳祐を捩った"O-KAY"なるアンサーソングが返される↓という粋なサプライズ。

https://www.youtube.com/watch?v=7y3tI2mVb68

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-03 01:51:04)


YELLOW NEW YORKER / 綺麗
New Yorkに行った時の桑田の感想がそのまま曲になった、アナログ時代ではB面オープニング。この音像はパンクか本場New YorkerであるBILLY JOELが時々作っていたR&B基調のロックンロールをイメージさせます。New Yorkに住む黄色人種への応援歌であり、サザンの立場からはアメリカで日本人が認められるために乗り越えるべき障壁を感じたに違いありません。曲調も歌詞もストレートなカッコよさがありますね。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-02 02:28:41)


YELLOW NEW YORKER / 綺麗
New Yorkに行った時の桑田の感想がそのまま曲になった、アナログ時代ではB面オープニング。この音像はパンクか本場New YorkerであるBILLY JOELが時々作っていたR&B基調のロックンロールをイメージさせます。New Yorkに住む黄色人種への応援歌であり、サザンの立場からはアメリカで日本人が認められるために乗り越えるべき障壁を感じたに違いありません。曲調も歌詞もストレートなカッコよさがありますね。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-11-02 02:28:41)


NEVER FALL IN LOVE AGAIN / 綺麗
舞台は"9月の風"とある通り季節は秋そしてありがちな失恋の歌。アナログ時代のA面ラスト曲であり富田靖子主演の映画"アイコ十六歳"挿入歌になりました。"お気に入りだった"けど"ひとりで聴いてもむなしい"RAY CHARLESてのが桑田らしいですね。全体に低いキーなのにその"むなしい"だけ突出してシャウトしています。BURT BACHARACHが作りDIONNE WARWICKやCARPENTERS等が歌った"I'll Never Fall in Love Again (恋よさようなら)"がモチーフらしいですが全然似てません。サザンにしてはやけに間延びした、可もなく不可もなく無難なバラードといった印象。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-11-01 02:34:55)


ALLSTARS' JUNGO / 綺麗
↑"景気よく踊ろう"ってだけの歌詞ですからあまり考えなくても宜しいですよ。ジャングルビートって'90年代に興った筈なのに'83年の時点でサザンが演っていた? これは新説ですね…日本初も小室ではなく桑田だったと。最初はラップだったのが最終的にリズム隊が忙しいアフリカンな曲になったとか。とにかくライヴ映えすることは確かなようです。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-31 01:27:18)


星降る夜のHARLOT / 綺麗
レゲエ調なのに何とも切なく哀しげなのは当時急激に増えたジャパゆきさんの"under pressure"を歌っているから。"街角で売りに出ていた"harlot - そのまんまの意味であり、特に2番はもっと赤裸々な歌詞が出てきますよ。心に傷を負っていた筈の彼女たちの心情を察しここまで巧みに描写できる桑田氏は確かに凄いですが、別世界のことだと思うと感情移入はできませんね、残念だけど。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-30 01:50:41)


かしの樹の下で / 綺麗
シンセドラムをフィーチャーした中国風のナンバー。前作"NUDE MAN"収録曲"流れる雲を追いかけて"と同様に中国残留孤児がテーマになっていますが、今回は情景描写よりも社会的考察の方が焦点です。BEATLESの"A Day in the Life"が動機になったとか原坊のヴォーカルパートでバックに胡弓を使ったり、"祖国(ツーゴー)"とズバリ中国語が出てきたり一層本格的ですね。彼の地とあの時代に思いを馳せながら聴く曲。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-29 01:51:44)


赤い炎の女 / 綺麗
スパニッシュ若しくはルンバな曲調にラテンなギターが光る佳曲。↑現在では総合的にLGBT、ジェンダー等と呼ばれますね。そのうちの女役に恋する男役の立場で描かれているようです。更に言うと実は妻の不倫を疑いながら監視する夫の妄想だという説も。後者はともかく前者の人々が嘗て周りにいましたが、そういうもんかなぁって感覚ですね。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-28 02:57:25)


ボディ・スペシャルⅡ / 原由子 with サザンオールスターズ
↑何言ってるんですか"君のshyなman callで"ですよ。"混和離"の歌なのにそんなことじゃ"恥裸意"も萎えちゃいますって。↑↑ジャケットは今もってモデル不明の推定?カップ、歌詞はTV番組に敬遠されるほどアレ。そんなんでもオリコン10位まで上がった、第2期突入のサザンがまず攻めた1983年3月リリースの17thシングル。表題アルバムと"すいか"しか収録されておらずこの曲を知っているかどうかでファン度が測れると言われます。曲自体はラテン&歌謡曲風味のかかっためっちゃカッコいいロックンロールですぜ。やっぱエロいの好きな?いやポストサザンな↓この人たちがカバーしているヴァージョンも注目ですよ。

https://www.youtube.com/watch?v=yVpdlqpQWmc

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-26 02:02:10)


バラッド '77〜'82

1982年12月リリース、サザン初のベストアルバムであり文字通りの"バラッド"が一挙20曲、それも当初はカセットのみでアナログ盤は存在しません。本作にしかコメントの無い5.12.14.そして当時最新のシングル17.がオリジナルアルバム未収録。デビュー前に出来ていた曲もあるからタイトルが"'77~"だというのが有力な説です。1985年にめでたくCD化され手軽に楽しめますから、上記4曲目当ての人はもちろんそうでない人もコレクションとして是非お一つ。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-25 03:33:27)


Ya Ya (あの時代を忘れない) / バラッド '77〜'82
"時代"は"とき"と読みます。卒業シーズンの定番ですって? 1982年10月リリースの16thシングルでこれまた"ふぞろいの林檎たち"挿入歌となりました。青学の音楽サークル名"better days"をさり気に取り込んだ歌詞など一見学生時代を懐かしむ歌になっていますが、実は逆で青春時代との決別というのが真意。プロとしてやっていく"プロフェッショナル宣言"の曲とも言えます。"ya"とは素直に掛け声または"you"のことです、誰ですか"嫌"だなんて言ってるのは…ま、実際この曲が嫌いなんて人はいないと信じます。サザンにしては真面目一徹な歌詞、曲調は3年後の"メロディ (Melody)"に通じるものがありますね。オリコン最高10位。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-25 02:45:10)


NUDE MAN

'80年代のサザンでは最も売れた№1アルバム3発目。ケツジャケ! あはは。確かに何も知らない人々なら当時は引いたでしょう。1982年 - デビュー5年目にして5thですからアルバムに関しては年一ペースと、ハチャメチャなイメージに反して実は地道に着実に歩んできたことが伺えますね。そして先行シングルになるはずだった"チャコの海岸物語"の勢いそのままに一挙13曲を披露した本作。"お願いD.J."を彷彿させる1-1.に始まり"涙のアベニュー"同様横浜が舞台の1-2.、"別れ話は最後に"系の1-3.、"勝手にシンドバッド"モロ直系の1-5.など従来路線、得意なパターンを踏まえた上でそれらを継承ひいては発展させて提供しています。そんな中で1-4.や2-1.といった新味の探求も。(日本で言う)AOR色の濃い曲が台頭してきていますが全体には↑サザン初の本格的なロック・アルバムであり、サザンはこのアルバムから実質第2期に移行したと言えるでしょう。そして挑戦は続く…。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-25 02:18:09)


Just a Little Bit / NUDE MAN
本アルバムでは"思い出のスター・ダスト""Oh! クラウディア"に並ぶ、サザン全体を見てもかなり高レベルな名バラード。ジャズバラードでありソウルバラードでもあります。当初は全編英語だった歌詞が英語多めの日本語混在になったとか。私はタイトルからMONKEESのポップテューン"A Little Bit Me, a Little Bit You"を連想したけど当然サザンのこちらの方がもっと深いですよ、遥かにアダルトなテイストで原坊とのハモりもジャズボーカル感満点。結果↑様々な音楽曲調を採り込んでおもちゃ箱みたいな本アルバムのラストを締めるに相応しい落ち着いた曲となりました。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-24 02:47:35)


来いなジャマイカ / NUDE MAN
今は亡き日産パルサーのCMソング。長閑な"レゲエに首ったけ"や"恋するマンスリーデイ"に対して↑サウンドはネアカで歌詞があからさまなレゲエです。桑田の世界観まんまの歌詞カードに記載のない過激な下ネタワードが隠れていますから各自聴き取ってください - 当然CMヴァージョンにはありません。また前年に他界したBOB MARLEYを始めTHE ROLLING STONES、MICK JAGGER、RAY PARKER, Jr.、EARTH, WIND & FIREといった桑田の当時オキニアーティストが登場します。~tionで韻を踏むなど歌詞はすべて音に乗せるためだけのものだから何も考えずに楽しむのみですよ。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-24 02:01:36)


/ NUDE MAN
ター坊ことギタリスト・大森隆志作詞・作曲&ヴォーカルによる爽やかな猫の歌です。思いのほか穏やかな歌声で布袋ではなくGEORGE HARRISONかな? 桑田の影響か"カレーライスがとんできた夜"なんて意味不明な部分もありますが、全体に好感度の高い佳作となっています。当時から当然ライヴでは演らないし今となっては封印されてるんでしょうね、全ては遠い過去の物語。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-23 02:26:58)


Nude Man / NUDE MAN
公式に歌詞が無いことになっていてどこにも記載されていないためか誰もコメントしていませんね。CM用に作ったと思われる1分ちょっとのダンスビートの内1番はロッキード事件をおちょくり、2番・3番はストリッパーに捧げるエールのようです、知らんけど。ノリだけはめっちゃ良いのでもっと長い尺で一杯聴いてみたくなりますよ。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-22 02:00:40)


女流詩人の哀歌 / NUDE MAN
全体に落ち着いたアダルトな雰囲気で坦々と進みサビの"最高ね""会いたいね"夫々3連発でいきなりキーを上げてのシャウトがカッコいい、ファンキーなブラックコンテンポラリー。"~愛しいその場所にいたいけな男も~"と例によって一部エロい歌詞がありますがそれを感じさせない、ラテンやジャズの要素を採り入れた曲作りが見事です。ユニチャームなど複数のCMに使われました。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-19 01:52:55)


Oh! クラウディア / NUDE MAN
去年の夏のことを思い出しサザンにしては至って健全な表現で描写するバラード。前曲"PLASTIC SUPER STAR ~"のエンディングにある歓声が被ってフェイドインで始まるいち収録曲に過ぎませんが、隠れ名曲どころか当時のサザンを代表するバラードとまで言われるほどかなりファン人気の高い曲です。Claudiaをクラウディアと読むのは何処の国の女性だろう?なんて野暮なことは言わないで。シングルとしては1988年9月の"大復活祭"ラスト曲のライヴ音源が"女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ)"のカップリングに収録されリリースされました。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-18 02:05:48)


Plastic Super Star (Live In Better Days) / NUDE MAN
アナログ時代のB面オープニング。桑田の後輩:青学の音楽サークルBETTER DAYSを招いてスタジオライヴ風に仕上げた珍曲です。イントロが"Honky Tonk Women"、歌メロは"Tumbling Dice"、歌詞には"It's Only Rock 'n Roll"とROLLING STONES尽くめなオマージュナンバー。"おもろくないじゃんおもろくないそんなsuper starぎょうさん"ってそりゃSTONESほどのスーパースターはそうざらにはいませんて。桑田自身は黒歴史と恥じるでしょうがリスナー的には美味しい曲ですよコレ、今更ながらもっと拡散したい気分です。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-17 02:23:16)


逢いたさ見たさ 病める My Mind / NUDE MAN
アナログ盤ではA面ラストになるミディアムスローなバラード曲。プッシュ電話の音で始まり、桑田にしては歯切れよくしかし切なく歌う歌詞は思いっきり男の失恋ソング。"夜毎彼女のtelephone number~""いや、似てるけどその曲知らん!"てネタにされるぐらい知名度ありません。最後の"Thank you, boys""Yeah!"で吹っ切れるのかな? いや結局パッとしない印象ですね。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-16 02:55:14)


匂艶 THE NIGHT CLUB / NUDE MAN
サザンの歴史の中では一見地味かも? いやいや実はJ-POPの歴史を変えたほど強力だよと勝手に思っている我がカラオケ十八番をコメントしていなかったとは何たる不覚! 1982年5月、ラテンテイスト全開のディスコテューンたる15thシングル。猥雑な都会の夜に"匂いと艶やかさ"を併せ持つ女性と踊るシーンを描写、Troubadourなんて仏西伊が接する地域に纏わるワードまで使って、ホント桑田って詩人なんだなぁと感心することしきり。でもオリコン最高位は意外にも8位止まりなんですね。サザンといえどもやはり子供に聞かせられない曲は支持も限定的になるか。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-15 01:45:17)


流れる雲を追いかけて / NUDE MAN
父親が満州で弾の下をくぐってきた人…私もそうですよ。でも話を聞いただけで自分が体験しない限り実感できないのは当たり前。私は正直ピンとこないけど女性特に母親なら共感できるのでしょうね、"連鎖の街にあの人と"歩き"まだ幼いこの娘を連れ"る主人公に。男でこの詞を書ける桑田とそれを仄々と且つ凛として歌う原坊あっての曲です。中国残留孤児、南満洲鉄道。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-14 02:40:19)


夏をあきらめて / NUDE MAN
結果的に提供された形ですが、7月21日発表のアルバム収録曲を研ナオコが聴きカバーを熱望、夏の終わりも終わり9月5日にシングル発売となりヒット、レコ大まで取ってしまった名曲かつ迷曲。歌詞の意味が難解若しくは多様に解釈できると言われます。端的に言えば海に行ったけど雨が降って残念というだけの話ですが、それだけで終わらないですね。例えばこの二人は夏が終わったら別れるのか、男は別れたくないが女は-研ナオコの歌唱のように-淡々としています。ヤル気満々でいた分だけ焦燥感だけが残り、目の前の荒涼とした風景に見える晩夏の幻…皆さんお好きなように想像を膨らませてください。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-13 02:40:12)


想い出のスター・ダスト / NUDE MAN
横浜米軍基地近くに実在した老舗バー"Stardust"のことを歌ったご当地ソングであり、原坊が"横浜の姐や"として登場する、ぶっちゃけプロポーズしたその時を回想する歌であります。桑田の熱いヴォーカルと↑EVEというグループによるゴスペル風の重厚なコーラスも相まって、歌詞中ジュークボックスから流れる1960年代ソウル、TEMPTATIONSの"My Girl"みたいな世界のままハッピーエンドに至ると。最後にフラれるパターンが多いサザンにあってこれは珍しいので重視し高評価を与えたいですね。なお私の感覚では曲調がPLATTERSの"The Great Pretender"に近いと思います。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-12 02:41:39)


DJ・コービーの伝説 / NUDE MAN
コービーとはズバリ桑田が敬愛し親交のある小林克也氏のこと…落合信彦がノビーなのと同様です。そのコービーをモチーフにし本人にも御登場頂いたパーティロックンロールな訳ですが、元ネタはこれ↓という説が濃厚。またサビは"Movin' Out"のヴァースっぽくもありますね。

https://www.youtube.com/watch?v=zhF8AgBR8hM

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-11 02:53:53)


ステレオ太陽族

"太陽の季節":太陽族の時代レコードはモノラルだったのに対しサザンはステレオ時代の太陽族だという意味で1981年7月にリリースされた4thです。それまでの若気の至り的なハチャメチャ歌謡ブルーズから決別し、ロックバンドとしての地位を確立しながら八木正生のアレンジによるジャズ要素を大幅に導入するなどチャレンジングなアルバムとなりました。一般受けよりも音楽性を高めた結果オリコンでは6週連続1位、その後も特にジャズアーティストからの評価が高かったとのこと。13.だけが浮いているように感じる、全体にジャジーでブルージー即ち渋くてアダルトな作風こそが本作一番の特徴であり魅力でしょう。噛めばスルメの曲ばかりですので何度でも聴き返していただければ。余談1:ジャケットはブラジルのお面とセーラー服のコラ画に過ぎませんからあまり突っ込まないように。余談2:同年の印象深い夏向き大ヒットアルバムと言えば日本語ロックの先輩・大瀧詠一の"ロンバケ"。オリコンでは2位止まりだが売上枚数は一般受けを反映しダブルスコアで上回っています。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-10 02:50:35)


Big Star Blues (ビッグスターの悲劇) / ステレオ太陽族
収録アルバムに先行する1981年6月リリースとなった直球ロックテューン。オリコン最高位49位、4.6万枚でサザンとしては売上ワースト1を誇る12thシングルです。映画"モーニング・ムーンは粗雑に"の主題歌にもなったブラックミュージックのグルーヴが冴える曲ですが、実はイントロからしてUSポップ&ガレージロックバンド・PAUL REVERE & THE RAIDERSが1966年初めに放った大ヒット"Kicks"まんまですね。ビッグスターとは…DUSTIN HOFFMAN、ERIC CLAPTON、YOKO ONOの次に登場する固有名詞から推測できます。サブタイトルは"Video Killed the Radio Star"を連想させたり本当ごっちゃ混ぜ。しかしこれがファンの間では桑田流サイケデリックロックの傑作であり、初期サザンの完成されたスタイルとの高評価を得ているのもまた事実。掘り下げるとかなり深いですよ。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-09 02:55:43)


朝方ムーンライト / ステレオ太陽族
先行シングル"Big Star Blues (ビッグスターの悲劇)"のB面曲かつ"モーニング・ムーンは粗雑に"の挿入歌。地味ながら沁みるメロディは個人的に北欧ポップス・BJORN & BENNYの"She's My Kind of Girl"を連想しました。でもってアレンジはイタリア辺りのラテン風と例によってミクスチャー。"思いがけぬまま醒めてゆくだけのムード"の結末は如何に?

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-08 02:46:10)


ひょうたんからこま / バラッド '77〜'82
1980年6月"ジャズマン"のB面としてリリースなるも収録アルバムは本作と"すいか"のみ。ムクちゃんこと関口和之作詞作曲&ヴォーカルのBEATLES色濃厚なバラードですが"恋なんかなりゆき いつだって Hope your good luck"と桑田がLEON RUSSELL風に掛けあうパートが良いアクセントになっています。原坊のコーラスも加わり全体に心地よい雰囲気で"せめてCまでの関係"まで行ったのか否かが気になりますね。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-06 02:25:55)


ムクが泣く / ステレオ太陽族
貴重な一曲です。"ジャズマン"のB面"ひょうたんからこま"同様、桑田とは青学時代から腐れ縁というムクちゃんことベーシストの関口和之をフィーチャー、もちろん彼の作詞作曲&ヴォーカルのデリケートなフォークロックバラード。タイトルはBEATLESの"I'LL Cry Instead"をパロったそうで。英語詞が多い中でも"Why am I so shy"と自身のキャラを語る所が印象に残りますね。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-05 02:26:40)


ステレオ太陽族 / ステレオ太陽族
フェイドインで始まりフェイドアウトで終わる1分半のタイトルトラックです。ブラックコンテンポラリー風でもあり(日本で言う)AORっぽさもあるスローな16ビートが叙情的でカッコいい。1988年"男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日"挿入歌になりました。踊る女性に一目惚れした男の歌、長い尺で聴きたいですね。この曲調、ハードにしたら"SKIPPED BEAT"に繋がりそうな気が…。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-04 01:40:34)


Let's Take A Chance / ステレオ太陽族
映画"モーニング・ムーンは粗雑に"挿入歌です。レゲエ又はスローなディスコのリズムにブルージーなメロディ、それに乗る英語主体の歌詞、後半の日本語詞が妖しくエロティックでスリリング。こういう世界に縁遠い人は苦手かもしれませんね。"sorrow""trun to show""O.K."は無理に和訳せず空耳で聴いてください。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-03 01:40:38)


ラッパとおじさん (Dear M.Y's Boogie) / ステレオ太陽族
M.Y、Mr.Yagiとは八木正生のことで彼へのリスペクトソングです。歌詞は桑田作詞の英語詞でQUINCY JONESの名も登場しますが、曲自体はMUDDY WATERSがオリジナルでERIC CLAPTONがブギーにアレンジカバーした"Blow Wind Blow"そのもの。スライドギターは桑田が弾いてます。歌詞カードに記載されていない日本語交じりの台詞は"Hi, Mr.Yagi. Oh my Jesus, Jesus. いつもご無理ばっかり申しまして本当にあいすいません、あいすいません、あいすいません。まるで太陽のようなおじ様に何と申し上げていいのやら。Alright, oh my lord, mercy on his way. それでは心を込めて sing this song, sing this song, go ahead!"ってJOHN LENNONの"Aisumasen"再登場。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-10-02 01:57:41)


我らパープー仲間 / ステレオ太陽族
まずパープーとは西日本の方言で阿呆のことです。後年THE BLUES BROTHERSにも採り上げられたジャズの古参CAB CALLOWAYの"Minnie the Moocher"へのオマージュという説もあれば、詞はSMOKEY ROBINSONだとも言われます。本アルバム全体が、もっと言えば桑田のルーツの1つがブラックミュージックですからね。この曲に関してはサザン流"阿波踊り"ということで?私もよくわかりません。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-10-01 01:58:42)


恋の女のストーリー / ステレオ太陽族
↑実は本アルバムの中でも隠れ人気曲の部類ですよ。女性目線で歌われる6/8拍子のゆったりミディアムスローでジャジーなボサノバ・バラード。横浜を舞台にした同年の映画"モーニング・ムーンは粗雑に"のメイン挿入歌、但し映画の中では高樹澪が歌い↓そのまま彼女のデビューシングルになったとか。なお同映画の主題歌は"Big Star Blues (ビッグスターの悲劇)"で他の本作収録曲も挿入歌に使われています。"稲村ジェーン"より大分前から映画に関係していたんですね。

https://www.youtube.com/watch?v=F6TzXsXYCw4

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-09-28 01:32:23)


夜風のオン・ザ・ビーチ / ステレオ太陽族
これぞサザンならではの湘南ソング!初めの方で辻堂、終盤でエボシ岩が登場しますね。桑田本人はブルージーなブラックコンテンポラリーを狙ったと言いますが、加えてジャジーでもありラテンフレーバーたっぷりでもあります。そんなメロディとこの歌詞により淫靡でもの悲しいムード満点。この雰囲気、テンポを上げると12年後の"エロティカ・セブン"にならんかい?

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-09-27 01:32:38)


素顔で踊らせて / ステレオ太陽族
前曲に続きここでも"You may be right"に"素顔のままで"とBILLY JOELが引用されていますね。桑田出演のCM用に作られた曲でもあり、仮タイトルがそのキャッチフレーズ"哀愁の生理用品"だったとか。"2月26日"は桑田の誕生日であり翌'82年の婚約発表を予告しているとも。そんな風に纏わる話は様々あれど、曲自体はしっとりした安定のサザンらしいバラードです。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-09-26 02:31:55)


My Foreplay Music / ステレオ太陽族
インパクト大なピアノの連打とギターで始まる、本アルバム中一番の名曲で一番人気と専らの噂があるこの曲、ぶっちゃけforeplayとは●戯のことです。つまりタイトルは"俺の前●音楽"。でも只のエロソングじゃなくてセクシーにカッコいいと言えますね。"栞のテーマ"のB面でありA面曲同様"ふぞろいの林檎たち"に使用されました。他にはサントリーウィスキーのCMにも。桑田本人の公言によればBILLY JOELの"All for Leyna"がベースとのこと。確かに↓わかります、ハイ。

https://www.youtube.com/watch?v=jzE1-NlOthY

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-09-26 02:02:24)


Hello My Love / ステレオ太陽族
"ステレオ太陽族"のオープニングはタイトルを見ただけでもハッピーなR&B・ラテン・ジャズが入り混じったサザン流ミクスチャー&(日本で言う)AORテューン。イントロからして二段構えで複雑化するサザンの姿を象徴し、ウキウキ気分の高まるリズムで刻まれるピアノとホーンにより、軽やかで聴き心地の良い逸品となっています。シングルB面にもならなかったいち収録曲に過ぎませんが"もっとそばにおいでませ"。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-09-25 02:50:27)


ごめんねチャーリー / すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61 SONGS
"シャ・ラ・ラ"と両A面シングル。チャーリーとは御大RAY CHARLESのことでブルージーなR&Bテューンでありレイに敬意を表した日本人によるブラックミュージックです。それも得意のエロい表現とモンタさん、竜童さんまで登場させてリスペクトを表すという念の入れよう。関西弁で"女が恋しいねん~"などと言ったかと思えばハマ言葉で"真っ赤に燃えてんじゃん~"、最後は再び"いきり立つものもなえちゃう"ってもうカオス状態。昭和歌謡的でもあるしこれは個人的にはSTORIESの"Brother Louie"などを連想するメロディです。RAY CHARLESとムード歌謡をコラボさせるアーティストなんて唯一無二の存在ですね。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-09-03 01:58:25)


シャ・ラ・ラ / バラッド '77〜'82
1980年11月に"ごめんねチャーリー"と"初の"両A面・11thシングルとして発売。"FIVE ROCK SHOW"の後も時々見られるオリジナルアルバム未収録シングルです。制作中に原坊のパートが段々増えていって結局"初の"デュエットになったとは有名な話。クリスマスソングでもあります。そうそうこのサビも十分に聞き覚えありますワ、耳に残るサビですよね。"Let me try to be back to this place anyday"って完全に浮気性の台詞ですな。当時のオリコン最高位は両A面合わせて29位ながら、2年半後"ふぞろいの林檎たち"の挿入歌として使われ再評価を得ます。サザンでは五指に入る名曲と言う人がいるのも納得。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-09-02 01:37:06)


わすれじのレイド・バック / バラッド '77〜'82
1980年7月リリースの10thシングルにして"FIVE ROCK SHOW"のラスト。地味な印象なのはlaid-back:'70年代ロックの一面を形容した言葉の通りで、サザンロックのみならずEAGLES、DOOBIE BROTHERSやERIC CLAPTONなどにも一時期みられた傾向。この曲はまさにその活動を休止していたクラプトンに捧げたのだという説もあります。または'76年に解散したTHE BANDとも。曲調は爽やか&郷愁カントリーロックなのに歌詞はもろアノ場面を描写してますね。オリコン最高位は41位。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-09-01 02:00:12)


ジャズマン (JAZZ MAN) / すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61 SONGS
1980年6月リリース、"FIVE ROCK SHOW"の4枚目、モロにスウィング・ジャズです。歌詞は例の如くエロエロでして"女のアンタに何言われたってOK!"はOKじゃなくて○茎なのは有名な話。かと思えば間奏でLOUIS ARMSTRONG風のスキャットにサビはフランス語と何でもアリな様相です。実際ポップすぎてどこがジャズ? 大学時代ジャズ好きが先輩と同輩-互いに面識なし-2人いてそれぞれの下宿先でジャズをBGMに飲んだら必ず深酒になって二日酔いしてたり、その後出会った嫌な奴がこれまたジャズ好きだったりトラウマなんですが、サザンのこの曲は全然気になりませんね。しかしこれほどの力作にも係わらずオリコン32位、マニアックに走ったから当然の結果ですな。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-31 01:47:18)


タイニイ・バブルス

2015年の"葡萄"まで続く連続オリコン1位記録のスタートとなった1980年3月リリースの3rdです。サザンが初めて発表した本格的なトータルアルバムとの評価もある本作。シングルは先行発売の9.5.に続いて7.が同時発売の計3曲。11.のコメントで触れた通りレコーディングに集中するためTVなどメディア露出を控えることに。"FIVE ROCK SHOW"と銘打って5箇月連続でシングルをリリース、それが本作収録の5.7.と"いなせなロコモーション"、"ジャズマン (JAZZ MAN)"、"わすれじのレイド・バック"で後半3曲はシングルのみの発売でした。しかも5枚のシングルは"洋楽的要素が強すぎ自己満足の域を出てなかった"ためセールス的に失敗したと言われます。その一方でアルバムは狙い的中の充実した内容となり前述のように晴れてNo.1を獲得。シングル曲以外でも、大人の事情かサザンではシングルにならず同年高田みづえがカバーし大ヒットになった4.を始めとして、オープニングのギターが映える1.、ブルージーな2.など、攻めのスタジオレコーディング活動から生まれた成果と言えるでしょう。しかしこの後サザンはお茶の間から姿を消し、大局的視点で見れば低迷期に入ってしまったと。確かに私も当時は"栞~"や"チャコ海"までご無沙汰していました。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-30 02:05:22)


働けロック・バンド (Workin' for T.V.) / タイニイ・バブルス
↑↑いやいや、TV番組での扱いを自虐的に嘆いてみせるなんてのはサザンでなきゃできなかったですよ。TV出演に忙殺されていた際の嘆きや怒りを歌っているサザン版"A Hard Day's Night"であり"Goodbye Yellow Brick Road"=サヨナラ成金街道です。ブルジョワになったのは事実ですが肝心なのはスピリット。TV番組ひいてはマスメディア決別宣言、アルバムを生命線として自分らしい音楽を追求する骨太ロックバンドになろうとの決意。"その気もないのに笑うことばかりじゃ愛されるならいいね"…たとえ作り笑顔でもそれで大衆に愛されるんだったらいいね:楽しくもないのに作り笑いが難なくできる人形のような芸能人を皮肉ったのも、私の周りに生意気だと言う人がいたような桑田ならでは。表面だけ見ていてはいけません、転換期だからこそ出来た傑作だと思います。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-29 01:52:35)


Tiny Bubbles (type-B) / タイニイ・バブルス
今にして思うとKUWATA BANDの先駆けになったのではと思える、単独曲としてはサザンで初めて全編英語の歌詞となった曲です。と言っても1.から"type-A"だけ取り出して"Once I had a little girl~"のくだりが加わっただけですが。曲調はどうやら桑田がヴォーカリストとして最も尊敬するLEON RUSSELに寄せたブルージーなバラードにしたようです。ただ歌詞がね…vocabulary豊富な桑田も当時は英語についてはまだまだ? silly、idiot、stupidなど色々ありますよ…。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-08-28 01:49:39)


松田の子守唄 / タイニイ・バブルス
ドラマー松田弘がリードヴォーカルを執るバラード。これまた桑田が歌っちゃいけません、松田の声を最大限に生かせるよう作られていますし彼の説得力ある歌い方が素晴らしいです。"すべからく恋はいいもの""誰かと恋に落ちながらあまり言葉もなく""思い出すのはあの人だけ"、本当に刺さるワードのオンパレードですね。実際に卒業式で歌う学校もあったとか。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-27 01:46:50)


恋するマンスリーデイ / タイニイ・バブルス
ユウコさんという名前の女性が登場する、本アルバムと同時発売の今となってはコンプラ的にヤバい歌詞のレゲエ調7thシングルで最高位は23位。前年の半年休業宣言そして最後のライヴ後、LAへ飛ぶ途中ハワイの税関で原坊がいきなり腹痛を訴えた時に女性職員が発したこのワードが切っ掛けだそう。あとはスムーズに詞ができたと言いますからね、そもそもこういうテーマですんなり曲を作ってしまうのがさっすが~!桑田ですよ。しかも原坊自身がこの曲に込められた桑田の優しさに感動したと言います。但し御注意、同じことを素人の私達が女の子に言ったら…まぁ普通ドン引きされるか最悪訴えられますわな。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-27 01:17:16)


TO YOU / タイニイ・バブルス
MONKEES辺りで聞いたようなイントロからしてめちゃポップ、"愛の花咲くとき"を連想させるメロディ、意外にロックしているギター、と聴き直せば良い所だらけのアルバムB面1曲目でした。"思い出をGive it to you. 心にamuse"と自身の所属事務所をさり気に登場させたり、"恋はからだごとがいい""とどのつまりはto you""恋は異なものすべからく"って、もうね、こんな歌詞がスラスラ出てくるあなたの方が異なものですよ桑田さん。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-25 01:40:22)


涙のアベニュー / タイニイ・バブルス
(日本で言う)AORな6thシングルながら16位とTOP10入りを逃すどころか以後この曲を含め8枚連続でTOP10外という。レコーディングに専念する代わりにTV出演を控えたためですが、その結果としてビックヒットは2年後の"チャコ海"まで待たねばなりませんでした。しかしヒットしなくなったというだけで曲のクオリティは逆に上がっていきます。この曲も原坊の出身地・横浜のご当地ソングに留まらず、'89年に"エリー"をカバーすることになるRAY CHARLESをオマージュしたゴスペル色の強いソウルバラードで、前2作に比べれば聴き取り易くなった桑田の歌唱と原坊のピアノが実にブルージーな雰囲気を醸し出す隠れ名曲ですね。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-24 01:43:12)


私はピアノ / タイニイ・バブルス
お馴染み、本アルバム4曲目にして原坊のメインヴォーカリストデビュー曲。↑最初から原坊に歌わせるつもりで作った曲だから桑田が歌っちゃいけないんですよ。スタジオ版ではヴォーカルが2回歌った音源を重ねた二重録音の斉唱になっています。サザンとしてはシングル化されず同'80年7月にリリースの高田みづえによるカバーが彼女最大のヒットに。歌い出しの歌詞で勝負は決まった感じですね。LARRY CARLTONやBILLY JOELは原坊が敬愛するアーティストです。途中の関西弁風な掛け合いは当然サザン版のみで高田みづえ版にはありません。という訳で、とっくにコメントしてたと思ったら今回がまさかの初コメントになりました。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-23 01:31:15)


Hey! Ryudo!(ヘイ!リュード!) / タイニイ・バブルス
↑そうです。そしてアルバム/シングル別バージョンのこの曲は当時ソングライター専業状態の宇崎竜童に対して"唄いなさい"と言う照れ隠し混じりのリスペクトソングですと。曲調は完全にビッグバンドによるスイングジャズですね。その他全体には誰かに対して-多分原坊-難解な女心をユーモラスに歌っているようで、歌詞の"あいすいません"もJOHN LENNONの"Aisumasen (I'm Sorry)"-こちらはオノ・ヨーコ-からかな?とか、雰囲気が翌年のSTARDUST REVUE"シュガーはお年頃"に通じてるかな?とか、聞き直したら色々想像が膨らんでそりゃ大変です。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-22 02:01:57)


タバコ・ロードにセクシーばあちゃん / タイニイ・バブルス
見事なブルーズロックでありR&Bですね。タイトルはJOHNNY/EDGAR WINTERなどの"Tobacco Road"から、曲調はSTORIESの"Brother Louie"に倣ったとのことで、どちらもバリバリ・アメリカン-細かいことを言うと後者は英ファンクのカバーだが内容がね…-それもディープサウス。桑田氏自身が"セクシーばあちゃんは老女の恋が真の恋だと思っているが気持ちがあっても身体がついていかない"と語っていて、She's gonna move"ってそういう意味かと即座に納得。一方で伴侶が既にいない状況とも取れるし、そこは多様な解釈があっていいでしょう。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2024-08-21 01:36:35)


ふたりだけのパーティ〜Tiny Bubbles (type-A) / タイニイ・バブルス
桑田氏のスライドギターで始まり"ナビスコチップスター"のCMソングになった3分半の"ふたりだけのパーティ"と1分半の"Tiny Bubbles (type-A)"をメドレーにしたつもりが纏まりきってませんね。"ふたりだけの~"の方は歌詞にdoo-wopと出てくる通りサザン流R&Bの様相で、MAXINE NIGHTINGALEの"Right Back Where We Started From (愛とは強いもの)"に似たメロディも登場しますがナイスOPテューン。ところが"Tiny~"は何と言うかそのディスりソングですか…後年のバブルを予言してた訳でもなかろうに。平均すると普通の評価になっちゃいます。

MK-OVERDRIVE ★★ (2024-08-20 01:23:51)