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Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2013-05-08 22:42:54)

オリジナル・メンバーが1人も残っていないほど(何せ現在バンドを仕切ってるのは前作から加入したギタリストなんだから)頻繁にメンバー・チェンジを繰り返しているにも関わらず、デビュー当時より全く音楽性をブレさせることなく、一貫してテクニカルでドラマティックなプログレHMサウンドを追及し続ける稀有なバンド、イタリアのDGMが'13年に発表した8thアルバム。
その姿勢は、前作で垣間見せたモダンな要素が一掃され、代わって嘗てないレベルでピュアなパワー・メタル・テイストが大増量された本作においても勿論健在。4年のブランクの間、メンバー・チェンジもなしに(!)ツアーやフェス出演を重ねることで積み上げられた経験値は、「強靭さ」となって確実にサウンドに反映されています。
凄まじい音数を詰め込んで荒れ狂うGとKey、独産メロパワ・メタルばりに駆け抜けるリズム隊、それに楽器陣に負けぬパワフルな歌いっぷりを披露するVoとが、三次元的に絡み合い火花を散らす劇的な①③等はその好例。
個人的には、如何にもイタリアンなロマンティクなメロディ使いに耳奪われる⑥、Keyが優美なアクセントを加え、アルバムのフィナーレ曲に相応しいドラマを演出するメドレー形式の⑩⑪といった、パワー感を増しつつメロディのフック構築にも手抜かりがない、このバンドの美点がしかと表現されている楽曲群がお気に入り。




2. 極太うどん野郎 ★★ (2013-05-09 01:54:19)

プログレッシヴでありながら、4~5分にまとめあげた楽曲が大半を占める。
この、冗長さのかけらもない身の締まり具合が抜群。
GとKEYの弾きまくりっぷり、Voの声質から「明るめのSYMPHONY X」と表現できるかも。
あるいは「タガの外れたLAST TRIBE」か。
もういっちょ「コンパクトで正統派よりのTIME REQUIEM」とか。

あれこれ例えてみたが、テクニカルかつメロディックな高品質メタルなのである。
あえて苦言を呈するのであれば、これという歌メロがやや少ないか。



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