物悲しいピアノから始まる①からの②は早速Serpent節が聴け彼ららしいクサいメロデスが聴ける。ヴァイオリンソロを導入した③、クサいギターが聴ける疾走曲の④、Keijaに劣らずクサいフレーズが満載のHiro作の⑤、近年のIn Flamesの彷彿させるリフとグルーヴ感を持った⑥、三拍子のリズムを含んだ⑦、ミドルテンポの⑧、本作のハイライトである⑨、そして慟哭のギターソロ聴けるデスバラードの⑩と捨て曲がない。結局全部書いてしまったが本作がVeiled In Scarletの布石となったことは間違えないし、タイトル通りSerpentの神盤である。クサさという日本人の強みを生かし、あえてモダンな方向に走らずシンセを最小限に留めオールドスクールにこだわっている点も良い。国内メロデスの最重要名盤で世界に誇れるクオリティを持つアルバムである。