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MOON STRUCK - 最近の発言
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Nocturne ~ Anthology of Moonstruck

国産様式美メタル最後の砦などと言われマニアから一目を置かれた関西のバンドが2022年に突如リリースした過去のマテリアルをまとめたコンピ作。既に実態のないバンドだけに微妙な空気も流れるが、楽曲の半数は聴いたごとがない楽曲だったので、個人的には思わず手が出ましたね。ドラムの長田さんは、前半で離脱、キーボードも後半は福岡里美さんにチェンジ、ギタリストも3代に渡り収録と、マニア泣かせの一枚でしょう。三谷哲也さん時代のEPが丸々収録されているのは、今となっては貴重なテイクだろうし、今は亡きマンドレイク・ルートのVA.Make It Shine Vol. 2から2曲とも収録ですから、彼らのカタログを揃えたいマニアにはありがたい構成。後半のデモ&シングル、そして未発表という豪華なラインナップに歓喜の声を上げます。やったねパパ、明日は逆転満塁ホームランだよ、である。

どの時代もバンドのブレインとして活躍したベースの古井善次、ヴォーカルのMikoto嬢、この二人を軸に積み上げた、関西様式美メタル路線に陰りはありませんでしたね。自主制作音源が元となっているために、ダイナミズムに欠けた音像と、インディーズ臭さを拭い去る事は出来ていませんが、日本人による日本人好みの様式美サウンドは、一部のマニアが愛でるだけでは勿体ないなぁと思わせる瞬間も多々訪れるため、手に入りやすい今こそ耳を傾けて欲しいですねぇ。無料でも聴けるので尚更です。

失恋船長 ★★★ (2022-05-10 15:15:10)


Eve / Moon Struck
甘めのメロディも扇情的です
綺麗なお城とお花畑を想起させる様式美ナンバー
歌い手もしっとりと迫っています

失恋船長 ★★★ (2019-02-18 16:02:02)


The Last Justice / Moon Struck
THE様式美
こういうコテコテのサウンドは関西ならでは
少々無理目の歌唱スタイルがチト気になるが
やりたい事は十分に伝わる
甘いメロが切れ込んでくるパートとか好きだよねぇ

失恋船長 ★★★ (2019-02-18 15:58:19)


Moon Struck

関西様式美HM/HRの脈々と連なる系譜を継承するバンドが1998年にリリースした4曲入りのEP。メインソングライターでベースの古井善次は、Volfeedで活動していたが、シンガーの山本朋子が引き抜かれる形なのか、古井が合流しなかったか分かりませんがBlue Stealerでメジャーデビューを果たしたことでバンドは解散。その後、直ぐに始動したのがこちらのバンドになります。こちらも同じく女性シンガーのMIKOTO嬢をフロントに据え、奏でるは麗しき紫色に輝く虹サウンド。その安心安定のブランド力に彩られた屈強な意思を反映する音楽性に、初期Rainbowスタイルをより濃厚にしたTerra Rosaなど、あの音に飢えているマニアなら間違いなく満足するでしょう。LIVEでのパフォーマンス力をイマイチ伝えきれなかったMandrake Rootのオムニバスアルバム『Make It Shine Vol. 2』よりも確実に成長を遂げた姿を披露する事が出来ているのが今作最大の聴きどころ。4曲入りではとても満足できない、ハイクオリティな一枚にマニアならずとも興奮するでしょうね。

失恋船長 ★★★ (2017-11-11 12:30:29)


Age of Greed / Make It Shine Vol.2
力強いシャウト一発で始まります
キャッチーなメロディも印象的なミドルハイナンバー
唄メロも実に魅力的ですね
フルアルバムを聴いてみたかったなぁ
起承転結のある展開とアレンジ
この手のサウンドが好きな人にはグッとくるでしょうね
キーボードの使い方も上手です

失恋船長 ★★★ (2012-07-01 21:55:27)


Heaven's Gate / Make It Shine Vol.2
リーダー古井氏の目指す世界観が凝縮されているのでしょうか
KEYソロも交えた展開は様式美マニアにはたまりませんね
適度なヘヴィネスさとキャッチーさも絶妙な疾走ナンバー

失恋船長 ★★★ (2012-07-01 21:50:55)


Heaven's Gate / Make It Shine Vol.2
タイトルからして名曲の風格が感じられますね。
実際、その名に恥じないクオリティを備えていて、
「MOON STRUCK版“KILL THE KING”」と評されましたが
まさに言いえて妙な疾走ナンバーの名曲です。

火薬バカ一代 ★★★ (2012-06-30 01:50:16)


Crisis~messiah Has Died / Moon Struck
Keyによるクラシカルなイントロを経て疾走を開始する、
イングヴェイ風味が強く出たネオクラシカルな
様式美HMナンバーですが、疾走するリズムの上で
MIKOTO嬢が歌う、痒い所に手の届く歌メロは
紛うかたなき和製様式美HMテイスト。

火薬バカ一代 ★★★ (2012-06-30 00:17:22)


The Last Justice / Moon Struck
パワフルな歌唱力を駆使してMIKOTO嬢が歌い上げる
コブシが回りまくる悶絶モノのメロディといい、
GとKeyのバトルっぷりといい、
関西様式美メタルの真骨頂が堪能できる名曲です。

火薬バカ一代 ★★★ (2012-06-30 00:13:37)


Make It Shine Vol.2

かつて、和製様式美HR/HMバンドの梁山泊として鳴らしたウリ川本率いるMANDRAKE ROOT RECORDSが、その手のバンドの音源を集めて編纂していたオムニバス盤『MAKE IT SHINE』シリーズの第2弾がこれ。CONCERTO MOONや太田カツ(G)率いるRIP VAN WINCLE、GUARDIAN'S NAIL、STONE EDGEといった粒選りの面子が参加し、シリーズ最高のクオリティを誇った同作の中で、CONCERTO MOONと並んで一際眩い輝きを放っていたのがMOON STRUCKの存在でありました。
バンドは“HEAVEN'S GATE”と“AGE OF GREED”というTERRA ROSA魂が迸る2曲を提供しており、特に前者は「これぞ関西様式美HM!」と思わず握り拳固めたくなる疾走ナンバーの名曲。(挑みかかるような曲調にMIKOTO嬢のパワフルな歌声が映える“AGE~”も良い曲です)
バンド・リーダーの古井善次(B)は、VOLFEED時代にもMANDRAKE ROOTから4曲入りEP『MAJESTY』('91年)という秀作をリリースしていましたっけね。

火薬バカ一代 ★★ (2012-06-29 07:10:27)


Moon Struck

関西出身の様式美HMバンド、VOLFEEDの中心メンバーだった古井善次(B)が、現CONCERTO MOONの島 紀史も在籍していたCRYSTAL CLEARのメンバーらと共に結成した、女性Vo、Key奏者を含む5ピース・バンドが'98年に唯一残した4曲入り自主制作EP。
コブシの効いたメロディを堂々歌い上げるMIKOTO嬢の確かな歌唱力、ネオクラシカルなフレーズから泣きのメロディまでテクニカルに紡ぎ出すG、そして、そのGと華麗なるバトルを繰り広げるKeyによって劇的に彩られたサウンドは、VOLFEED時代と全くスタイルを同じくするRAINBOW~TERRA ROSA影響下のコテコテな様式美HM路線。
メイン・ソングライターが同じなんだから、それも当たり前っちゃ当たり前の話なのですが、コブシ回りまくりの歌メロに悶絶させられるOPナンバー①から、ミステリアスな雰囲気を纏ったミッド・チューン②、壮麗にしてドラマティックなバラード③、そしてラストを〆る本編屈指の名曲と言えるネオクラ疾走チューン④・・・と、曲調からその配置まで悉く様式美が貫かれた楽曲は何れもハイクオリティな逸品揃い。
本作が最初で最後の作品となってしまったことが悔やまれてなりません。フル・アルバムが聴いてみたかったなぁ。

火薬バカ一代 ★★★ (2012-06-28 22:56:30)