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The Ultimate Act of Betrayal / Righteous Retribution (火薬バカ一代)
Cynical Eyes / Righteous Retribution (火薬バカ一代)
Righteous Retribution (火薬バカ一代)
Bastard Ballad (火薬バカ一代)


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The Ultimate Act of Betrayal / Righteous Retribution
メランコリックな導入部からパワフルに
テンポアップしていく荒々しくも勇壮な曲展開に
血沸き肉踊る、アルバム屈指の名曲。
好戦的な曲調はスラッシュ・メタル数歩手前
といった趣きですが、それでもドラマティックな
メロディの流れが掻き消されていないのは
やっぱりNWOBHM出身バンド(の転生体)ならでは。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-03-27 22:15:40)


Cynical Eyes / Righteous Retribution
現代の尺度からすると疾走感自体は
大したことない筈なのに、それでも十分
スピーディに聴こえるのは、野蛮且つ
硬質なパフォーマンスが生み出す
気迫と突進力ゆえでしょうか。

火薬バカ一代 ★★ (2014-03-27 22:07:32)


Righteous Retribution

「TORANAGA復活」の報を耳にして喜んだHR/HMファンが、果たして日本にどれ程いるかは分かりませんが、少なくとも私は喜びました。しかも本再結成作('13年発表)を聴いてみたら、嬉しいぐらい何も変わってない。スラッシーな荒々しさと、ブリティッシュHMならではの湿気った重厚感を身に纏わせて、パワフルに押し出してくる好戦的な音楽性は勿論のこと、決して上手いシンガーではありませんが、TORANAGAの楽曲を歌うにはこの声しかない!と思わされる、マーク・ダフィの赤錆た金属の如き武骨なVoも、全く衰えることなく健在ですよ。
『マジック:ザ・ギャザリング』や『マーヴェル・ゾンビーズ』でお馴染みのケヴ・ウォーカー画伯の手によるアートワークに相応しい野蛮さでアルバムのOPを蹂躙する②③(①はイントロ)、メランコリックな導入部から勇壮に盛り上がっていく④、雄々しいヴァイキング・メタル風のコーラスが印象的な⑧等、メタル者の血を騒がせる楽曲の荒々しいカッコ良さはなかなかのモノ。(但し、全くもって「華」はありませんが)
終始同じ調子で攻めてくるので、中盤辺りから些かダレて来るのが難点なれど、そうした芸のない愚直ささえも、「変わってねぇなぁ!」と嬉しく感じてしまうのは、ファンの欲目でしょうかね。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-03-26 23:43:36)


Bastard Ballad

1stフル『GOD'S GIFT』が再発された際には「すわ、本作も再発か?!」と期待が高まりましたが(俺の中で)、結局スルーされてしまった'88年発表の6曲入りデビューEP。
EPと言っても収録時間は35分以上あり、ボリューム的には同時期のスラッシュ・メタル・アルバムとどっこい。しかも密度も十二分に濃いので「これが1stアルバムでいいじゃん」なんて声もあるぐらい。(俺の中で)
起伏に富むインスト曲③をしっかりこなせるだけのテクニック、それに重く湿気ったドラマ性や構築感といったブリティッシュHMの特性を備えたサウンドは、エンディングが“RIDE THE LIGHTNING”みたいな①を聴けば影響元が容易に想像がつきますが、スラッシュと評するにはスピードは然程でもなく、正統派HMと言うには野蛮で好戦的な彼らの音は「華」や「キャッチーさ」に乏しい。まぁそんなところも英国産らしくて好感度大なのですけどね。
オラオラと聴き手を煽り、奮い立たせる作風は次作にも共通する一方で、デビュー作ゆえの荒々しさと、低予算/短期間で錬成されたローファイな音質とが相俟って、こと喧嘩上等の前のめり感覚にかけては間違いなく本作の方が上。ニヒルに歌うVoとメロディアスに切り込むGソロが、武骨なリフ&リズムに乗って突貫する②④辺りには、血沸き肉踊らずにはいられませんて。願・再発。

火薬バカ一代 ★★★ (2013-10-08 23:02:46)