「Proclamation of War」のサビパートや「Liberation」の「♪be the end」のメロディ使いなんかは、わらべ歌などにも通じる日本の土着的な怖さのようなものが感じられますし、「Drown in a Whirl」はアメリカのゴス少女が好みそうなキッチュさと、メタリックなへヴィネスが同居した名曲。また「Forgive me」「The Voice」では歌謡曲顔負けの感動的な歌メロが聴けるし、軽快さすら感じる「Black Sky」も出色の出来。はっきりいって、この「1曲1曲の濃度」は、海外の一流のゴシックメタルバンドでも及ばないと思う。