本名:Melissa Arnette Elliott
実父が母にDVを振るうのを目の当たりする幼少期を過ごし、ティーンの頃に両親が離婚したが、ますます生活が苦しくなったメリッサはマイケル・ジャクソンのようなスターになることを目指し、歌や作詞作曲をし始める。
その過程でSistaの一人としてデビューするがプロデューサーとレーベル間でトラブルが発生してしまい、シングル1枚のみしか残せずに解散。しかし、フェイス・エヴァンスに才能を見込まれてソングライターの仕事をこなすようになる。この頃に盟友・ティンバランドと出会い、アリーアのアルバム『One In A Million』にて共同でプロデュースを手がけた。アルバムに敷き詰められた革新的なサウンドが注目され、大ヒットとなったことでついにメリッサもMISSY ELLIOTTとしてパフォーマンスすることになった。
デビューシングル「The Rain(Supa Dupa Fly)」がヒット、1stアルバム『Supa Dupa Fly』も全米アルバムチャートで3位、R&Bアルバムチャートで1位を獲得する大健闘を見せる。3rdアルバムまでは革新的といわれたサウンドを中心としたが、4thアルバム『Under Construction』でオールドスクールに回帰し、ヒットしてみせるなど、時代の先見性も遺憾なく発揮。その後もレゲエやダンスホールと融合した音を作り上げた『This Is Not A Test』や、過去の集大成となる6thアルバム『The Cookbook』と、次々とヒットを生み出し続けていった。