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CULT OF RUINS (2008年)
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CULT OF RUINS
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解説 - CULT OF RUINS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-12-05 20:43:28)

2008年発表の1st。

ノイズ/アヴァンギャルド/プリミティブブラックの名産地、ケベックよりお贈りする前衛ブラック…ということで期待して聴いてみましたが、このバンドもかなりキてますね。ブラックとノイズ/ドローンを掛け合わせた作風ではありますが、曲によってはリフの代わりをノイズにさせていたり、リズムがインダストリアルっぽい打ち込みだったり、かなりブラックからは逸脱した音。ヴォーカルが入っても絶叫パートは少なめで、ミステリアスなムードを高める妖しいクリーンが多めだったりしますし。

ただ、音楽的にはメタルをかなり外れた音ながら、演出する雰囲気の価値観はブラックメタルから殆ど外れていないのが素晴らしいですよね。ハーシュノイズ以外にも風の音のようなノイズなど、SE的な音色の使い方も上手く、聴いてると暗黒が視界の真ん中にあってそこに全てが吸い込まれているような空恐ろしい風景が浮かんでくる。人間の魂や生霊も引き込まれていきそう。ギターでメロディを弾いてても、神経線維を弦に使ったかのような不気味さがあって、マイナスオーラ出まくりな感じがツボに嵌まります。

アヴァンギャルドながら、あまり小難しいかったり、変に高尚だったりな方向には行かず、ブラック特有の薄気味悪いムードをしっかり追求している作品。ポスト系のちょっと洒落たムードが苦手な方でもこれは行けると思います。



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