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WINDS CHOIR OPERA (2005年)
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WINDS CHOIR OPERA
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解説 - WINDS CHOIR OPERA
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-09-18 21:34:08)

2005年発表の1st。

SATYRICONのトリビュートアルバムで、名曲「Mother North」の担当を任された事でも有名な彼らですが、まさしくその頃の、正統メロブラだった頃のSATYRICONの路線を引き継ぐかのような、トレモロ満載のメロディック・ブラックですね。

聴かせどころはしっかり氷の礫が交じった風が吹き荒れるような、トレモロとブラストの絡みで聴かせつつ、適度に刻みも交えて苛烈さを表現するスタイル。2000年代の作品ですが、音質は当時のノルウェー産ブラック大御所と比較してもやや荒め。ですが、この荒さが曲の「苛烈さ」を際立てていて、悪くないんですよね。

個人的には、メロブラでもやはりDISSECTIONやNECROPHOBICなどのスウェーデン産のバンドよりも、やはりSATYRICONに近い音だと思う。これだけ刻みを多用しているのに、メロディックデスに近づかず、あくまでブラックとしてのスタイルを堅持しているのが、SATYRICONっぽいと思う。キーボードやシアトリカルな展開を用いない、リフとリズムの絡みに特化したSATYRICONという感じ。

ただまあ、SATYRICONの「Mother North」のような、展開の全てが神懸かり的な曲があるかといえば、そうも言えないのが惜しい。リフ単品では、キャッチーだし寒々しさにおいて肉薄すると思わせる部分もあるんですけどね…。流石にその高過ぎるハードルを越えるような作品とは言いがたいですが、かなり良質なメロブラなので愛好家の方は是非。



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