久しぶりにこのバンドの新譜を購入した。『Crack the Skye』の時と同じくブレンダン・オブライエンがプロデューサーとして参加しているから。 私は『Crack the Skye』の一つの壮大な世界が構築されているようなスケール感と、そこにみっちりと詰め込まれた神秘的かつ幻惑的な音像(神話を表現した細密画のような、と言い換えても良い)が好きなのだが、本作はその世界観をそのままに、よりアップテンポな曲やリスナー・フレンドリーなフックを持つ楽曲が増量された印象を受ける。 今は3曲目(「Precious Stones」)がお気に入り。この曲って、全開バリバリでスペーシーなヘヴィプログレバンドだったころのVOIVODを彷彿とさせる。 名盤。