この曲を聴け!
最近の発言
Id (失恋船長)
帰天 (失恋船長)
Gore (失恋船長)
The Old Kingdom of Hell / オムニバス『skull Thrah Zone』 (アカシアアベニュー22)
Left Eye (失恋船長)
I Was Born to Thrash / オムニバス『heavy Metal ForceⅢ』 (城島イケル)
Panic Anxiety / Gore (失恋船長)
Gore (火薬バカ一代)
Left Eye (Usher-to-the-ETHER)
The Old Kingdom of Hell / オムニバス『skull Thrah Zone』 (ドゴスギア)
Left Eye (devilmotor666)
Gore (夢・マグナム・ナイト)
誰かが殺した日々(never Forget Those Days) (夢・マグナム・ナイト)
Left Eye (夢・マグナム・ナイト)
The Old Kingdom of Hell / オムニバス『skull Thrah Zone』 (カレーメタリカン)


MyPage

JURASSIC JADE - 最近の発言
モバイル向きページ 
解説 - 最近の発言
新しいコメント・評価 (タイトルをクリックすると当該項目に移動します)


Id

常にアンダーグラウンドシーンの先端を走ってきた国産スラッシュ系バンドの最新作。HIZUMI嬢が紡ぐ言霊。その刺激的かつ風刺の効いた世界観は、含みを持たせつつもストレートに吐き出すことで、聴き手の感性に鋭い刃を突き立てます。有名になる為なら手段を選ばず平気で嘘をつき、皆が自分を立場ばかりを優先するがあまり、善悪の判断すら曖昧になる世の中、見たくないものに背を向け、小さいウソをつきながら自分の立ち位置を決める。
世の中からこぼれるよう真偽不明の情報に寄りかかり、今日もスマホの画面に噛り付き、全てを知ってるかのような顔をする。本当の恐ろしい世の中がやってまいりました。

HIZUMI嬢の存在そのものが音楽性の頂点に鎮座するスタイル。その唯一無二の個性は、決して奇をてらった存在ではない。悪目立ちが横行する世の中とは一線を画す、本物のカリスマ性。そういうものを纏った存在だ。

ブレることのない軸足。多様な音楽性を吸収しつつも見失う事のなかった自分たちの音、それは全世界共通の認識として成立させれるような強靭なエクストリームサウンドだったと思う。
今作は、初期の匂いもだいぶ感じる。個人的には何とも懐かしい空気感です。それでも、それらが進化の過程でしかなく現代に擦り寄ったなどの妥協点を見つけるような安直なものではない。
メンバーチェンジも含め、時代の中で巧みにモデルチェンジしてきたJJサウンド。熟成された衝動は、オールタイムベストとも言える出来栄え、オールドファンから新規さんまで、全てを飲み込むだけの説得力がある。自由度の高いヘヴィサウンドの旨味、緩急をつけた楽曲が放つダイナミズム、真摯に向き合う音楽性はより崇高な理念が宿ったようだ。
メタルシーンが衰退した時代でも、常に強靭なオーラを放ち続けていたバンドの強み。カオティックなラウドサウンドは研磨され続け今なお先鋭的である。積み上げたキャリアの違いとも言えるのだろうが、文才のないワタクシでは、とてもじゃないが、この音を表現することは出来ません。とにかく妙な先入観やしがらみのない若い人にこそ聴いて欲しい国産メタルの最高峰に位置するバンドですよ。

失恋船長 ★★★ (2021-04-08 08:45:00)


帰天

2014年にリリースされた6曲入りのEP。シンガーでありバンドの顔でもあるHIZUMI嬢のアジテーションヴォイスは健在、紆余曲折を経て辿り着いた崇高な理念すら感じさせる歌詞と音楽性、その二つが濃密に絡み合う事で、このバンド独自の世界観を演出してきた。時代の中で折衷しながら磨き上げた普遍的ヘヴィサウンド、ジャリジャリと下品にささくれたつギターも、ここでは逆に暗黒サウンドとしての気品すら漂わせ、唯一無二のスタイルをより一層黒く塗りつぶしていきます。

うねりを上げるヘヴィグルーブの熱を帯びた粘着力、スパーンとドラムが切ったかと思えば、ベースがねっとりを絡みつきヘヴィな現代的音像を浮き上がらさせている。
スラッシュメタルを軸に置きながらも、時代性を無視してこなかったバンドサウンド。今作は久しぶりに初期の頃を想起させるスピード感も戻り、摩擦度も増量。しかし、それは安易な原点回帰などではなく、現在進行形の深化の果ての先祖返りであり、彼等が今日まで培ってきた音楽性が結実したに過ぎない。

定番を持っているバンドは何をやっても強い。今作は、このバンドらしい黒い感性が唯一無二のキャラクター、HIZUMI嬢を伴って鮮烈に解き放たれている。ヘヴィな音像に埋もれることなく共鳴し合うキャッチネスさ、ただ攻めるだけじゃないアグレッションの開放、質の高いドラマ性を有するダイナミズム溢れるバンドサウンドに唸ります。

吐き出される呪詛、6曲入りでは物足りないよと、とんでもない渇望感を味わう銘品です。久しぶりに聴きましたが、意外なほどキャッチーなサウンドに仕上がっていて驚いた。古さに埋没しない古典芸能。彼等は同じ場所に留まらず、常にシーンを見定め攻めていた。その多様なアイデアを破綻させることなくバラエティ豊かに押し込めてきた入魂の一枚。同じ日本人であることを誇りに思える感性。スラッシュファンは勿論、ラウド系のマニアも飲み込ませるだけの力が備わっている一枚でしょう。

失恋船長 ★★★ (2020-10-22 16:16:17)


Gore

SLAYERスタイルのスラッシュサウンドを引っ提げようやく1989年にフルアルバムをリリースした関東を代表する国産スラッシャーの重鎮。スラッシュブームに便乗したとも言えるのだが、唯一無二の個性を発するHIZUMIの刺激的な歌声は、聴き手の感情にささくれるような不快感を与えていきます。ガリガリと刻まれるリフと直線的なビートが、さらなる不穏な空気を後押し、もうやめてくれと叫びたくなるような不快感を音に乗せていきます。
HIZIMIが吐き出すのは弱者目線の言葉、虐げられた者たちの怒りと絶望、そのやるせなさからの脱却、幸せを求める渇望が、刺激的な音となり聴き手に問いかけます。現実離れした生ぬるいラブソングとは無縁の世界、このバンドが提示したものから目をそらす事は出来ないでしょうね、
全てが必然であり、奇をてらったものではないのだが、ややキャラが立ち過ぎたきらいがあり、そして性別を超越した歌声もあり、一部から偏見の目で見られたのが残念でならない。

こうして時を経て冷静になり耳を傾けると以外とジャーマンスラッシャーに通ずる魅力があり、KREATORやSODOM辺りにも通ずる身を蓋もないスピード命の攻撃性を感じますね。

失恋船長 ★★★ (2019-09-20 13:17:23)


誰かが殺した日々(never Forget Those Days)

日本はおろか海外を見渡しても異彩を放つ国産スラッシャーの2nd。今作ではプロデューサーにDOOMの藤田を迎えた事により、今までの直線的なスラッシュサウンドに幅を持たせる事に成功。バンドのやりたかった事を具現化したと言えるのだが、新しいアイデアは、単なる好奇心を満たすためだけの楽曲ではなく、アルバムを通して聴くと重要なパーツとなる機能、新たなる魅力を散りばめた事により、アルバムに大きな起伏を作る事に成功した。黒い童話や禁断少女の導入は大正解と言えるだろう。

狂気を孕んだHIZUMIの咆哮、彼女のアジテーションヴォイスは聴き手の感性に鋭い刃を突き立てるでしょうね。リフワークも前作よりは柔軟さが芽生え、キャッチーさが全体を包んでいるのが印象的。SLAYERスタイルからの脱却。それでも十分に初期のカラーを残していると感じるのが今作の特徴。金看板を守りつつも、新しい事を取り込み、不自然さを感じさせなかったのは、バンドの思惑とプロデュース力が合致したからだと推察出来る。

失恋船長 ★★★ (2019-09-20 12:54:18)


The Old Kingdom of Hell / オムニバス『skull Thrah Zone』
SKULL THRASH ZONEに入ってる2曲は特別な思い入れがある。
レコーディング環境のお陰か、コミカルな勢いがあるんやけど、これぞメタル!他のアルバム収録曲にはない空気。
歌詞については深い。なんだろうこの不思議な響きは。
バンド全盛期に放たれた渾身の2曲!
メンバー写真の不穏で歪な面構えも最高だ!

アカシアアベニュー22 ★★★ (2015-06-19 21:59:05)


Left Eye

国産スラッシュシーンの重鎮として長きに渡るキャリアを誇る彼らは、度重なるメンバーチェンジに会うも一度も歩みを止める事無く歴史を積み上げてきましたが、今作における時代を巧みにすり抜けた萎える事のない想像性、自らが示さんとするカオスな世界観を見事に描き切ったバンドの真価が発揮された入魂の一枚を聴かされ改めて、その凄みに慄きます。鬼神の如き凄みを魅せるHIZUMI様の狂気溢れる歌声と社会的メッセージ性の強い歌詞との相性は素晴らしく、まさにバンドの顔だし唯一無二の個性だ。今作では更に歌声を磨きあげ強烈な歪となり刺激的な響きを聴かせている。その世界観に応呼するような複雑な展開と構成力を持った楽曲は、混沌としたカオスな世界がオリジナルティ溢れる音楽として生み出され、新たなステージへと踏み出しています。いい意味での裏切り、けして一つの場所に留まらない前衛的なスタイルと、いつの時代でも埋もれる事の無かった強靭な精神性を纏った音楽性に嘘偽りなどなく、吐き出される痛みと狂気に胸が抉られます。時代に取り込まれなかった唯一無二の音楽性を持つ、最古参スラッシュバンドの枯れる事のない想像性溢れる前衛的なスタイルを貫いた一枚、日本人と言うだけで敬遠されているなら残念ですね。

失恋船長 ★★★ (2014-08-02 16:15:37)


I Was Born to Thrash / オムニバス『heavy Metal ForceⅢ』
スピードも曲も歌詞?もGOOD。たしかにバスドラの音、でかい・・気になるとそれしか聞こえなくなる。

城島イケル ★★ (2014-07-05 00:40:28)


Panic Anxiety / Gore
初期ならではの突貫スラッシュナンバー
音質は良くないが気迫は随分と伝わってくる
メロディアスかつフラッシーなソロも◎

失恋船長 ★★ (2009-04-06 23:21:37)


The Individual D-Day (It's to Act!) / Gore
アグレッシブかつヘヴィなスラッシュナンバー
リズムチェンジしてからのヘヴィさがカッコイイ
HIZUMIの歌声も迫力があり様になっている

失恋船長 ★★★ (2009-04-06 23:19:36)


The Individual D-Day (It's to Act!) / Gore
アグレッシブかつヘヴィなスラッシュナンバー
リズムチェンジしてからのヘヴィさがカッコイイ
HIZUMIの歌声も迫力があり様になっている

失恋船長 ★★★ (2009-04-06 23:19:36)


誰かが殺した日々(never Forget Those Days)

ジャケとタイトルのインパクトに負け、手に取ったこの作品…濃い。
音としてはSLAYER系だけど、それをさらに暗くした感じ。
曲のカッコよさも十分売りだけど、それ以上にHIZUMIさんが凄すぎる。
女性、いや人間としても恐ろしいくらいに強烈な怒気に満ちた、
痛々しさを孕んだ唯一無二なヴォーカルスタイル、ホントにスゲェ。
ポジティブさの欠片も無いダークな作品です。

カズチン ★★ (2008-02-10 14:19:00)


Gore

特異な個性を誇る日本のベテラン・スラッシャー、JURASSIC JADEが'89年に発表した1stフル・アルバム。
現在では幅広いラウド・ミュージックからの影響を取り入れた、深遠なサウンドを披露している彼らだが、
この頃はバリバリにファストでピュアなスラッシュ・メタル・バンド。
ガリガリと刻まれる殺傷力満点のリフの数々や、緩急をしっかりと織り込んで畳み掛けてくる曲展開なんかは
SLAYERからの影響を伺わせるものの、とても女性・・・いや、人類のモノとは思えぬHIZUMIの壮絶なVoや、
勢いだけでなくカッチリと構築されたNOBのGソロ、そして日本語詞による唯一無二の歌詞世界といった要素を聴けば、
JURASSIC JADEが単なるSLAYERのフォロワーなどではなく、独自のサウンド・スタイルを確立した
スラッシュ・メタル・バンドであることが良く判るはず。
特に、マシンガンの如き速射リフ、タイトなリズム、劇的且つメロディックなGソロ、憑かれたように
狂気を吐き出すHIZUMIのVoとが一丸となってシャープに疾走する②は、JJ屈指の名曲じゃないかと。
本作からバンドはシングルG編成へと移行しているが、音の薄さ等、それによるダメージは殆ど感じられない。
これが'90年のCD化に際して行われたというリミックス作業の賜物なのかどうかは、オリジナル盤を聴いた事がない
自分には定かじゃないが、ただ、ペシペシと薄っぺらいドラムの音だけは、もう少し何とかして欲しかったかな、と。

火薬バカ一代 ★★ (2007-06-30 01:46:00)


Left Eye

2004年発表の6th…かな?
このバンドはオムニバスの「鏡よ鏡」等を聴いていましたが、随分変わってますね。
まああれからかなり時間が経っているので、当り前かもしれませんが…。
まず驚いたのはヴォーカルのかっこよさ。
女性Voでガナりのスタイルって、どうも女子プロレスやまちゃまちゃ、スケバンなどの
ちょっとダサめのイメージを持ってしまいがち(ぶっちゃけ、五人一首のヴォーカルは
女子プロみたいだと思って少し萎えた)ですが、このJURASSIC JADEのヴォーカルは全く
そんな事はありません。かなり太めの声で擦れたガナりで、ある意味ARCH ENEMYよりも
女性らしくないと思います(褒めてます・笑)。最初男だと思いましたもん…。
「鏡よ鏡」辺りはまだ可愛らしさがありましたが、もはや威圧感すら覚えます。
曲の方は…私はスラッシュに造詣が深くないのであまり的を射たコメントが出来ませんが、
体感速度や疾走感よりも禍々しい重さを重視した音楽性だと思います。
そして詞も社会的なテーマを含む、単なる悪趣味とはかけ離れたシリアスなもの。
どうもこのバンドは「サルを回せ」の印象が余りにも強く、ネタ的な歌詞を好むのかと
思い込んでいたので結構驚きました。っていうかこんなシリアスなバンドに対して
そう思い込んでいた事を謝りたいですね(笑)。Xとのオムニバスしか聴いていない人も是非。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-01-06 23:28:00)


誰かが殺した日々(never Forget Those Days)

国内のベテラン、スラッシャーの2作目。
テーマがかなり重い。
かなり、クオリティーの高い作品。
彼らのように、実力があるバンドが高く支持されないのは悲しいことである。
ぜひ、スラッシャーの人々に聴いて欲しい作品だ。

angelmotor777 ★★ (2006-06-28 23:22:00)


The Old Kingdom of Hell / オムニバス『skull Thrah Zone』
サビが面白いです。シャウトがかっこいい。

ドゴスギア ★★ (2006-04-21 23:19:12)


Left Eye

スラッシュメタルの要素は、無くなったに等しいが、聴き応えのあるアルバム。
ベーシストのジョージさんの音もユニークで良い。
日本のインディーズに興味をもっている人は、ぜひ聴いて欲しいアルバム。
結成20周年を迎えるバンドは、やはり音がちがう。(他のバンドと比べて。)

devilmotor666 ★★ (2005-04-29 22:33:00)


Gore

ミニ・アルバム「WAR BY PROXY」の次の段階。よりコアで、凄絶なスラッシュ・メタルが炸裂している。
このアルバムからシングル・ギターになったが、リフの強烈さは更に上がっている。
更に、歌詞の内容は、より政治的な面、社会的な問題に言及しつつある。あまりに激しく、ストレートな怒りの表現であるために、表情が見えにくい部分もあるが、日本のへヴィ・メタルが進化していく過程を考えると、このアルバムを抜きに語ることはできないだろう。

夢・マグナム・ナイト ★★ (2004-12-24 23:43:00)


誰かが殺した日々(never Forget Those Days)

この作品を、初めは理解していなかった。それまでのJURASSIC JADEのサウンドとは少し変わっていたし、かなりコンセプト・アルバム的な作りになっていたからである。
しかし、数年経って、聴いてみると、物凄いエネルギーを感じたのである。それには、私自身の体験もオーバーラップしているのだが、ともかく、おそらく、彼らのアルバムの中で、最も「深刻な」アルバムである。重く、暗い…。
このアルバムによって、私の中のJURASSIC JADEは完全に特別なものとなった。
過去のアルバムの中では、やはり、最も思い入れが強いアルバムである。

夢・マグナム・ナイト ★★ (2004-12-24 23:31:00)


Left Eye

「左目」というタイトルのアルバムである。このタイトルには、「隻眼」という意味が込められている。それが見た物はなんなのだろうか?
アルバム収録曲のほぼ90パーセントがここ数年のライヴで何の音源もないままライヴで披露され、試行錯誤の上、完成されたヴァージョンである。
内容的には、「スラッシュ・メタル・バンド、JURASSIC JADE」という肩書きはもう殆どなくなった感があるサウンドである。アレンジや、展開はこれまで以上に、非常に複雑であるが、そこに宿るエネルギーは、これまでの作品と多少異なる。非常に骨太なものだ。
そして、どことなく、ジャーマン・プログレなどに通づる混沌とした世界も感じさせる。
私にとって、このアルバムは、現在までの中で、最も愛すべきものになった。
是非、いろんな方に聴いていただきたい内容です!

夢・マグナム・ナイト ★★ (2004-11-20 03:39:00)


The Old Kingdom of Hell / オムニバス『skull Thrah Zone』
この名前が出てくるとは思いませんでした!!
そうです、確かXが聴きたくて買ったんでした、このアルバム。
「はやっ!!」
Xより速いバンドが日本にいたなんて…それが、この曲を聴いた第一印象でした。
でも、当時の私はX崇敬者で、認めたくなかった、この激烈スラッシュメタルを。
最近になってたまたま聴いてみたら、スレイヤーのあの超名曲のイントロと似てるなあ、と。そういうふうに聴くとすごさがわかりました。
鏡よ鏡の速さにはたまげたもんですが、こちらの方が好みです。

カレーメタリカン ★★★ (2004-11-10 18:33:07)